令和5年下半期 天徳寺慈しみ基金活動報告

インド子ども支援事業

ケワリ村の天徳寺運営の塾に通っている子供達は23人になりました。

1人の生徒をインタビューしてくれました。

名前はニーシャ・クマリ(11歳)、父、母、娘3人、息子2人の7人家族です。

彼女の家庭はとても貧しいです。父親は畑仕事をしています。
また建築現場の作業員でもあり、時々レンガやセメントを運んで収入を得ています。それでも毎日2回の食事を買うお金もなく、毎日の食事のために苦労しているそうです。家には風呂もトイレもないので、外に行くそうです。

 ラフールナガル校でも順調に塾が行われています。百瀬さんが現地を視察した際には礼儀正しく元気に挨拶してくれたそうです。

足に腫瘍があり、切断を余儀なくされたドルティーさんがようやく足の腫瘍摘出の手術を受けることが出来ました。寄付を募ってから、ちょうどコロナの時期と重なり、移動の制限や、インドの病院がパニックを起こして診察を受けることが困難になり、なんと5年の歳月が経ってしまいました。その間彼女は寄贈したミシンを使ってブラウスなどが縫えるまで縫製技術を向上させました。現地のアヌープさんもその間色々と動いて頂き、海外のNPOとの協力の元、ようやく手術に至りました。現在は義足をつけるための手術の準備とリハビリをしているそうです。天徳寺慈しみ基金からは日本製の車椅子を夏に寄贈させて頂きました。塗装していない道も多いので、オフロード用のタイヤがついた車椅子にしました。ドルティーさんは松葉杖しかもっていなかったので、これで移動の自由が増えてくれるでしょう。現地の粘り強い支援の模索に感謝すると共に、皆様のご支援に改めて感謝申し上げます。

 

 

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クマリちゃんとその家族
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ラフールナガル校の子ども達
車いすに乗ったドルティーさん
車いすに乗ったドルティーさん