令和二年上半期 天徳寺慈しみ基金活動報告

　３月にインドを訪問する予定でいましたが、コロナ感染拡大の影響で訪問は中止しました。７月１日現在インドではコロナ感染者は５８５，４９３例（死亡１７，４００例） となっております。ブッダガヤ、ラフールナガール村があるビハール州でも１１,７００例あり、ロックダウン状態が続いています。ブッダガヤ在住の百瀬さんとは連絡をとって必要な支援は続けています。

　昨年から始めたラフールナガール村での塾も感染予防の為３か月ほどお休みしていました。その間塾の教室環境を整えるため、机と椅子を８セット用意しました。

　村近くの鍛冶屋に注文し、鉄枠の丈夫な机と椅子です。村の小学校でも床で勉強をしていたので、初めて机で勉強できることになり、子供たちは大喜びで机を教室に運び入れる手伝いをしてくれました。６月２８日から塾も再開しました。学校は未だ休校状態なので、私塾は村の子供達にとって貴重な学びの場になっています。

　現在、村の男性はロックダウンの影響で、日雇いの仕事がなくなり、生活がさらに困窮しています。そのために村で食料品など塾に通う児童たちの家庭と未亡人の方、身体障害者の方を対象に何回かに分けて配布しました。

 何かを始めるとき、その地で生活している地元の人の協力なくてはできませんし、将来の為には地元の人の中から権力的なリーダーではなく、人を導く事ができるリーダーを育成することが望ましいと考え、1人の女性にずっとお手伝をしてもらっています。塾の先生も食料配布を担ってくれました。　地元の方々の協力のおかげで、スムーズに食料配布が出来ているとのことです。

　百瀬さんはブログをこまめに更新していますので、生き生きとしたブッダガヤの状況や、プロジェクトの様子がよく分かります。ネット環境をお持ちでしたら、ご覧になってみて下さい。

Tomororow is my story 夢を夢のままにしない。
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